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小説

夢枕獏の小説が原作の漫画 餓狼伝、流浪の格闘家、丹波文七が様々な格闘家と闘いを描きます。

〈餓狼伝とは?〉 夢枕獏の小説が原作、板垣恵介が漫画化した漫画です。 流浪の格闘家、丹波文七が様々な格闘家と闘いを描きます。 空手をはじめとする様々な格闘技を学ぶ流浪の格闘家、丹波文七は、若手プロレスラーの梶原年男に敗北し、屈辱を晴らすために…

阿佐田哲也名義でも活躍した色川武大の川端康成文学賞受賞作品である自伝的小説「百」

小説「百」は、1982年の10月に色川武大によって新潮社から刊行された自伝的文学になっております。1981年に川端康成文学賞に輝いた表題作を始めとする、4編の短編小説が収められている作品集になります。著者自身が歩んできた紆余曲折とした道のりと、肉親と…

「唐獅子株式会社」や「オヨヨ大統領」でお馴染みの小林信彦が送るシリアスな味わいの「丘の一族」

小説「丘の一族」は、2005年の11月10日に小林信彦によって講談社文芸文庫から刊行された自選作品集になっております。1975年から78年にかけて文芸雑誌に発表された4編の短編小説が収められていて、いずれも芥川賞や直木賞の候補に撰ばれながらも惜しくも受賞…

ミュージシャンや俳優としても活躍している芥川賞作家の町田康が送る不条理な世界観「ホサナ」

小説「ホサナ」は2012年から2016年まで群像に連載されていた作品を、2017年の5月25日に単行本として刊行された町田康による不条理文学になっております。全編を通してナンセンスなギャグが散りばめられていますが、時折古事記や日本書紀への造詣の深さを披露…

アイルランド出身の個性派女性作家アイリス・マードックが送る情緒豊かな恋愛小説「砂の城」

最近読んだ小説の中でも特に印象に残っているのは、「砂の城」になります。1978年にアイリス・マードックによって集英社から翻訳刊行された、脆くも崩れ去ってしまう男女の関係性が映し出されていく恋愛文学になっております。アイルランドで生まれてイギリ…

遠藤周作が生々しくも淡々と描く戦時の日本で本当に行われた人体実験を元にした小説『海と毒薬』

物語の舞台は九州にある大学病院。その病院は空襲を避けるために黒く塗りつぶされ、海鳴りが響く場所。 大学病院の教授橋本の下についていた若い医師の勝呂、関西出身の戸田は、橋本が医学部長に王手をかけるために行った手術に失敗したことをきっかけに人体…

北方謙三の水滸伝はとても長いですが長さを感じさせない、読後感の良い北方ワールドを楽しめる作品です。

タイトルは知っているけど詳しいことは知らないという人が多い「水滸伝」。原本を読む能力はもちろんないので、日本人作家に頼るしかありませんのでいろいろな方の水滸伝を読んでみました。日本人作家による同じ中国の三国志は百花繚乱、玉石混合ですが、意…

聖地巡礼も楽しい歴史小説、その中でも特におすすめは司馬遼太郎が描いた幕末を描いた傑作「燃えよ剣」

私は歴史小説と呼ばれるジャンルの小説が好きで色々と読んでいます。 司馬遼太郎や池波正太郎、佐伯泰英、山本兼一、宮部 みゆき、冲方丁など人気作家が筆を執った小説はどれも魅力的な人物や背景描写など、わくわくするようなストーリを楽しむのはもちろん…

何度でも読み返したいと思える小説はこれだけ、よしもとばななさんの「キッチン」という作品です。

私はよしもとばななさんのキッチンが好きです。 何かの賞もとっていたし、もうけっこう古い作品で、小説を読むひとなら誰もが知っているような作品だと思います。 1988年の作品です。でもこの物語は普遍的なものだと思います。 ここに存在しているのは穏やか…