漫画・映画・ドラマのレビューサイト

漫画読んだら1つ感想文書くのがモットー

いきなりレヴィアダービーだからって相手チームをこけおろし始めるのはおかしいよね。

ブンデスリーガ好きなら、知らない人はいない、レヴィアダービー。

お隣同士の街のチーム、車なら30分ほどの距離にある、ドルトムントとシャルケの伝統あるダービーです。

ドイツのダービーの中で一番盛り上がる、と言われています。

ダービー1週間ほど前になると、郵便物に『ダービー』とスタンプが押されてくるほど、街はダービー一色になります。

ダービー当日はいつもより沢山の騎馬隊が出て、街は騒然とした空気に包まれます。

「リーグの順位がドベでもいい。でもあいつらだけには負けるな」

というサポーターがいるほど、とにかく熱いのです。

それはいいです。

それは分かります。

彼らにとっては伝統ですし、生まれたときから青い血(シャルケのカラー)や黄色の血(ドルトムントのチームカラー)が流れてる人たちですから、熱くなるのは分かるんです。

でも、後付けで、好きな選手が移籍したからといって、彼らと同じように黄色や青を毛嫌いして馬鹿にする、日本のファンの事が理解不能です。

その思い入れ、後付けですよね?って。

それに対しての内田選手の対応は私の胸がスカッとするものでした。

ダービーだ、ダービーだ、と色めき立つ報道陣の前で

「だって俺、ゲルキル(ゲルゼンキルヒェン、シャルケの本拠地)じゃねーし」

と、自分は地元の人間じゃないよ、とスパッと報道陣を切り捨てたんですね。

いやー、これは気持ちが良かったです。

だよね?

そうだよね?

私のこの気持ちも、間違ってないよね?

その後、内田選手のシャルケ在籍歴は長くなり、自然とダービーへの思いも変わっていったようでした。

最後のほうには「あそこ(ドルトムント)にだけは負けちゃいけない」って言っていたので、自然とゲルゼンキルヒェンへの思いが大きくなっていったのでしょう。

そうして自然と芽生えるものが、本当の思いだと思うのです。

ちょっと好きな選手が移籍したからって、途端に黄色や青色に噛み付くのって、どうなんでしょう。

そりゃあ、好きなチームの選手たちが肩を落として、サポーターにブーイング浴びてる姿を見ると悔しくなるけど、その悔しさは初めのうちはダービーの悔しさではないはずなんじゃないか、と思うんです。

内田選手は鹿島アントラーズに移籍し、シャルケにはもういませんが、私はいまだにシャルケに愛着を感じているし、もう内田選手が在籍していたより長い年月見てくると、段々にシャルケに対する感情も変わってきました。

ドルトムントに負けると悔しいし、勝つと天にも昇るほど嬉しいです。

ダービーって、そんなものですよね?