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おいしい水出しコーヒーがおすすめです~その歴史と意外な特徴,おいしく淹れるためのコツ~

<水出しコーヒーとは>

5月を過ぎ,これから暑い季節がやってきますが,暑いときはアイスコーヒー,特に水出しコーヒーがおすすめです。

水出しコーヒーはお湯で淹れるコーヒーに比べて,一般的ではありませんが,コツを掴めば誰でもおいしく淹れられます。

<水出しコーヒーの歴史>

水出しコーヒーはインドネシアで生まれました。オランダの植民地時代,インドネシアではコーヒー農園がいくつも作られ,

コーヒー豆が生産されるようになりましたが,栽培していた品種は,ロブスタ種という,病気に強いけれども酸味と苦味が

強く出るという特徴がありました。ロブスタ種自体は,現代でも盛んに生産されていて悪い品種ではないのですが,ヨーロッパ

では,アメリカに比べて深く焙煎する傾向があるため,結果的にお湯で出したコーヒーはとても苦く,酸味のあるものになって

しまいました。

そこで,コーヒーの酸味や苦みを軽減するため,水で抽出する方法が考案されてできたのが水出しコーヒーです。水出しコーヒーは

ダッチ・コーヒーとも呼ばれますが,ダッチ(Dutch)とは「オランダの」という意味がありますので,オランダの植民地で生まれ

たため,このような呼び名になりました。

<意外な特徴>

水出しコーヒーには,お湯出しコーヒーにはいくつか特徴があります。

まず,水から抽出することでコーヒーの成分が熱による酸化が少ない状態で抽出されるので,4~5日程度なら冷蔵庫で保存できます。

加えて,コーヒーの成分に熱が加わっていないので,温めてホットコーヒーにすることができます。これはお湯だしのコーヒーには

ない,大きな特徴です。

また,カフェインも同じ豆をお湯で出したときに比べて少なく抽出されます。そのため,さっぱりとした味になるのに加えて,カフェインを

制限されている方でも比較的飲みやすくなっています。反面,カフェインや苦み成分が少なく抽出されることから,エスプレッソのような

苦味の強いコーヒーを淹れることができないという欠点もあります。

なお,インスタントコーヒーや浅く焙煎した豆からは,水出しコーヒーは作れません。というのも,インスタントコーヒーは既にお湯で淹れた

コーヒーを加工して作っているので,水に溶かしても「お湯から淹れたアイスコーヒー」にしかならないからです。また,浅く焙煎した豆には

苦味の成分が少ないため,そのような豆を使って淹れたコーヒーはかなり薄く,うまみのないものになってしまうことが多いためです。

<おいしく淹れるためのコツ>

水出しコーヒーを自分で淹れる時にはいくつかコツがあります。これらのコツを掴めば,誰でも簡単に淹れることができます。

なお,本項では,容器に水と豆を一緒に入れる形での抽出を想定していますので,ご注意下さい。

コツその1:豆は深煎り(フルシティローストやフレンチロースト,イタリアンロースト)を使うこと。

      物質は水の温度が高いほど溶けやすくなります。水はお湯に比べてコーヒー豆の成分が溶けにくいので,多い深煎りの豆や苦み,酸味の

     強い豆を使って下さい。

コツその2:抽出には最低3時間はかけること。

      水にコーヒー豆の成分が溶けだすのには時間がかかります。そのため,最低3時間は置いておかないとコーヒー色の水になっています。

      ちなみに,ベストな抽出時間は8時間と言われていますので,淹れる際には何度か試して,ご自身でベストな抽出時間を見つけてください。

コツその3:水は軟水を使うこと。

      これはコーヒー一般に言えるコツですが,コーヒー豆の成分は軟水(ミネラルの少ない水)のほうが成分を抽出しやすいと言われています。

      ミネラルウォーターで淹れる際には,ラベルの表示を見て,「軟水」と表示されているものを使ってください。水道水から抽出する場合,

      日本の水源のほとんどは軟水なので,あまり意識する必要はありませんが,汲み置きや湯冷ましにするなどカルキを抜いてから淹れること

      をお勧めします。

<水出しコーヒーのすすめ>

 水出しコーヒーは,深煎りのコーヒー豆と水を入れる容器,そして抽出の時間さえあればだれでも作れます。これからの暑くなる時期にはぜひ1度試して

みてください。