漫画・映画・ドラマのレビューサイト

漫画読んだら1つ感想文書くのがモットー

東京下町の中にある、素朴ながら見事な『彫刻美術館』ともいえる『葛飾区柴又・題経寺』

京成金町線『柴又駅』を降りて、参道を歩いて行けばものの5分程で目的地の題経寺に到着します。

昭和の銀幕を賑やかした映画『男はつらいよ』の聖地でもありますが、それだけではありません。

門扉から既に、細かい細工を施した彫刻が見られます。

隣合う龍と虎に始まり、お堂全体にも神様を守ると言われている象や獏の姿も見られますし、入場料を払って見られる彫刻群もまた、見事なものばかりです。

こちらにはストーリー性のある彫刻が施されているそうで、よく見ていくと『十二支の動物』が彫られた板がお堂にぐるりと、張り巡らされています。

残念ながらお堂の造りで、完全には見られませんが…

題経寺の神様は、帝釈天様が奉られています。

それと関連されてるのかは不明ですが、龍の彫刻がとてもたくさんあります。

どの龍も勇ましく雄々しく、見る角度や光線の加減によっては表情が優しく見えるのも目が離せない存在です。

あの漫画家『手塚治虫先生』も、現役時代の頃スランプに落ち込んでいた時期があったそうです。

霊能者に、お伺いを立てたら「東へ行けば、神々しい所にぶつかる」と言われ、車を走らせました。

しばらく走らせ辿りついた先にあったのが、この題経寺でした。

ここを御参りして、虫プロダクションが倒産して間もなく、有名な『ブラック・ジャック』の連載が始まったんだそうです。

霊験あらたかかどうかは、御参りした方にしか分かりません。

少なくとも、何か気落ちした時や力が欲しい時に、よく御参りしています。

参拝して直ぐには帰らず、しばらく佇んでパワーチャージするようにしていると、気分的なものだと言われればそうかも知れませんが、少なくとも私には御参り前よりも気力が戻って帰れます。

参拝の後は、参道で名物の草だんごやお煎餅を、食べ歩く事も出来ます。

短い参道ではありますが、お店で働く女性も男性も仕事には真剣そのものの表情ですが、「ご馳走さま」「ありがとう」と、声を掛けるとふっと優しい顔つきを見せてくれたりします。

江戸っ子のぶっきらぼうな優しさが垣間見えるのも、この街の良いところだと思います。

また、伝統の長いものもあれば、新しい文化も共存して楽しませてくれます。

老舗のうなぎ屋さんと同じ並びで、駅の近く側に洒落た洋菓子と和菓子の良い所どりのお菓子屋さんもあって、

若い参拝客から年配の参拝客も魅了されてしまいます。

映画『男はつらいよ』の撮影場所でもあった参道の中にある草だんご屋さんに、主役・車寅次郎役の渥美清さんが休憩されていた場所があります。

彼はここで休みながら、街を行き交う人達の事も見ていたのではないでしょうか。

お亡くなりになってからも、同じ場所から街を見ているとすれば、

当時と比べれば移り変わりもあるでしょうけど、働く人達と参拝客の私達の笑顔は変わらない、と想いながら見ていて下さってると良いな、と願わずにはいられません。