アンチ夢の国お涙ちょうだい女子ブログ

引き返したほうが身のためかもしれない。

最近、日本の社会はどんどん戦前の日本の社会のような感じになって来ていないでしょうか?

最近少し思うところがあって、戦前の日本の社会を描いた本を何冊か読んでいます。

おおよそ日清・日露戦争の後、日中戦争がはじまり、太平洋戦争が終戦する辺りまでのものです。

後世の方がその時代を思い出して書いたものではなく、当時の方が日記形式でつけていたものです。主に、当時の知識層の方が書いたもの。

読んでいてつくづく思うのは、少なくとも太平洋戦争に勝ち目なんか最初からなかったことは、当時の知識人は開戦前からとっくに分かっていたと言うことです。

そもそも既に始めていた日中戦争が泥沼化し、いつ終わるかの見通しも全く経っていませんでした。オウ・ヨウメイが日本に味方していただけで、中国では他は全て徹底対日抗戦状態。

さらにそこに国民党と共産党の争いも交じり、大陸全体に戦果が広がっていたこともありました。さらに中ソ国境での関東軍とソ連との小競り合いもあり、ソ連による樺太、さらには北海道への南下も現実的に考える必要がありました。

そんな状況で、当時も世界最大で最強の軍隊、物量をほこるアメリカとドンパチやり出したのです。勝てる見込みなど無いことは、当時から分かりきっていたことでした。

同時に感じるのは、日本がいかに長いものに巻かれる国家なのか、と言うことです。

太平洋戦争の開戦前、ヨーロッパではナチスドイツが破竹の進撃を開始していました。

オーストリアにはじまり、北欧を併合し、オランダとフランスを撃破。すさまじい勢いでヨーロッパの大半を支配下に納めていました。

日本では、アメリカ・イギリス側に付くか、ナチスドイツ・イタリア側に付くか、議論もあったようですが、結果的には枢軸国として戦うことになりました。

速い話が、勝ち馬に乗ろうという発想です。当時の知識人には、ナチスドイツを礼賛、とまではいかなくても、ヒトラーやムッソリーニを好意的にとらえる人も少なくなかったのです。

ひるがえって、今の日本です。

今の安倍政権は歴代最長政権となっています。たしかに経済政策では株価は上昇し、失業率は下がりました。

先に将来から債券を発行しているだけではないのかとか、少子化の影響ではないかとか、安倍政権の経済政策=いわゆるアベノミクスにはいろいろ議論はあるものの、少なくとも最初の何年間かは、経済指標において一定の成果を挙げたことはたしかだと思います。

しかしここ何年かは、自身のスキャンダルを含め、失政と言うべき失態のオンパレードになっています。にも関わらず、支持率はさほど下がりません。

長いものに巻かれてしまわなければいいのですが。