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水島真司先生の野球漫画「おはようKジロー」での甲子園決勝戦、五九男水産高校戦について私が思うこと

今回私が書きたいのは野球漫画「ドカベン」で有名な水島新司先生の作品「おはようKジロー」での甲子園決勝戦、五九男水産高校戦での決着のつけ方についてです。

この作品は千葉の冠学園に野球部がないことを知らずに入学した主人公の通称「Kジロー」こと岡本慶司郎が、他の部活動で活躍していた人間と勝負をして野球部を作っていくというストーリーです。

なんとか部員を集めて野球部を作ったKジローは卓越した野球センスの持ち主であり、予選を勝ち上がって甲子園でも決勝戦まで勝ち上がります。

この決勝戦に至るまでにも捕手から投手への返球のコースがサインであったり、サインを盗む高校があったりと奇想天外なアイディアが出ていました。

そしてこの決勝戦でもそれは健在であり、なんと今度は対戦相手五九男水産高校に5つ子の選手がいて、入れ替わりのトリックをしているのではないかというものです。

五九男水産高の5つ子上原兄弟のスターティングメンバーは投手に長男一郎、センターに次男次郎、ショートに三男三郎、セカンドに四男四郎となっていて、五男の五郎はベンチです。

Kジローは初回には投手の上原がオーバースローで投げていたのに2回にはアンダースローで投げていたことや、初回の守備でもたもたした守備をしていたショートが別のイニングには素晴らしい守備をしたことで入れ替わっているのではないかと考えます。

さらにベンチにいる五郎もスイッチヒッターでどの場面でも入れ替われるようにしているのではないかと考えます。

Kジローはこの5つ子の入れ替わりのトリックのことばかりが気になって、試合に集中できていません。

そしてKジローは女性監督である景山絵里の口紅を借りて、牽制球のタッチの際にその口紅を上原選手につける作戦を思いつきます。

そして決定的な証拠が出てくると思ったのもつかの間、相手に気づかれてしまいます。

Kジローの推理では上原5兄弟はユニフォームの上着だけ代えていて、下のズボンはそのままであろうと考えての作戦でした。

そしてこの謎解きはどうなるのだろうかと思っていたのですが、そんなことを考えずに試合に集中して活躍をしていくのでした。

それで結局この5つ子の入れ替わりのトリックについては言及しないまま、試合が終わってしまいました。

私は正直、「いやこの5つ子の入れ替わりのトリックのネタ、ここまで引っ張ってきて解明せずに終わるの?」と思ってしまいました。

水島新司先生のアイディアには感心したのですが、ここまで書いたのですからこの5つ子の問題をきちんと描いてほしかったと思います。