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じっちゃんの名にかけて! おじいさまは名探偵! 推理漫画の草分け的存在、金田一少年の事件簿!

推理漫画のおすすめといえばこれ「金田一少年の事件簿」です。

こちら、かなりの冊数が出ておりまして、初回シリーズだけでも27冊もあるのですが、現在は第5シリーズまで完結しております。

ちなみに、現在連載中の作品では、金田一少年ではなく、36歳の金田一ということで、大人になってもその魅力は健在なのか、すごく気になるところです。

第一シリーズから現在にわたるまで、金田一ファンが一番気になっていることといえば、幼馴染の美幸ちゃんとの関係性ではないでしょうか。

恋人未満、友達以上。そんな陳腐な言葉では言い表せない二人の距離感。家族であり、恋人であり、幼馴染であり……くっつくのか、それともこのまま行っちゃうの⁉という絶妙な距離感を保っています。ただ、お互いに両思いなのはバレバレ、それでいて家族のようにも過ごせる二人の関係はある意味理想ともいえるでしょう。

本編について触れていくと、金田一の魅力はトリックと言えます。

漫画ならではの描き方がたくさんありますが、小説では描き表せない、複雑なトリックの数々。

ちなみに、読者も金田一たちと一緒に推理ができるように、本編の重要な証拠には『⁉』マークを付けてくれていたりします。

その部分をよく見ると、きっと同じ推理が……できたことはないですが、伏線回収時に、「うわっ!」と声が出ること間違いなしです。

また、金田一シリーズを通して言われるのが、犯人の動機が深いということ。

短絡的殺人。お金がらみ。そんなものはほとんどおらず、犯人がみな深い悲しみと絶望を抱き、犯罪へと手を染めていく。

解決篇で動機が語られる際は、「一ちゃん追い詰めないで許してあげてよ。」と言いたくなるような犯人が多数登場します。

逆に、被害者が……こんなことしてたら、いつか殺されるだろ! というような奴が多いのも特徴かもしれません。

昨今、殺人を軽く扱い、デスゲームのような理不尽な死が漫画やメディアで良く取り上げられる中、金田一は何故殺したのか、何故殺されたのか、そういう因果関係がすごくわかりやすくなっています。

ただ、殺人を許容してるわけではなく、闇に手を染めてしまった犯人は、関係のない目撃者を殺害することもありますので、殺人は結局悪として、金田一を通して読者に伝わるように書かれています。

また、ブラックヒーロー的なキャラクターの存在もあり、金田一の真実を追い求める姿勢と、ブラックヒーロー高遠の奇想天外なトリックとの対決を心待ちにしている読者も多いはず。現在の連載しているシリーズでは36歳になってしまっているので、高遠がどうなっているのか個人的にはすごく気になります。

決着がついてほしいような、ずっと見ていたいような。

グロテスクな殺害方法も多いので、怖さもあるのですが、決して命を軽く扱うわけではない、この作品が大好きです。