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漫画読んだら1つ感想文書くのがモットー

私に生きる活力をくれる漫画「ご近所物語」多くいる登場人物の誰かを自分の重ねてしまうことあるはずです

大好きなマンガと言えば、矢沢あい先生の作品が大好きです。

その中でも一番好きなのは「ご近所物語」という作品です。

この漫画はファッションデザイナーを目指す主人公実果子と、

幼馴染であるツトムの恋模様と2人の成長について描かれている作品です。

ご近所物語を読んだのは当時小学生でした。

その時は単純にファッションデザイナーっていう職業があって、

それを目指す人ってかっこいいなという感覚で漫画をみていました。

でも大人になって漫画を読み返してみたら、ご近所物語の深さを知ったんです。

そこから私はこの漫画の虜になってしまったのかもしれません。

私がスキなポイントは、実果子以外の登場人物の心情もしっかりと描かれていることです。

アキンドというフリマサークルを作るのですが、そのメンバーも個性豊かなんです。

中でも学校のミスコンの常連でもある茉莉子という女の子がいます。

彼女はアキンドのメンバーの中で夢がないいまどきの女の子です。

最初は結構むかつくんですけど、それが少しずつ彼女の気持ちに感情移入できるようになってきます。

男性に依存したくないのに依存してしまう、夢がなく焦ってしまう、そんな気持ち痛いほど分かります。

それでも懸命に前に進もうとする彼女の姿は応援せずには居られません。

個性の強いメンバーの中にいる唯一の普通のイケイケな女の子だから応援してしまうのかもしれません。

個人の心情がリアルに感じとれるのもこの漫画の魅力です。

夢も定まって猪突猛進の実果子も悩みがあるんです。

それは周囲の人となかなか馴染めなくて素直になれないことです。

私も素直になれずにいることがあり、実果子の気持ちは分かりました。

普通少女漫画だと、そんな心情は恋心に対してだと思うんです。

自分自身についての葛藤ってなかなか描かれません。

もちろんそんな漫画があってもいいと思うけど、大人になってみると薄っぺらく感じてしまいます。

けどご近所物語はそうではないんです。

自分自身のダメな部分を必死に乗り越えるところが、自分も明日からがんばろうと思えるんです。

ご近所物語のいいところはストーリーだけではありません。

登場人物が着ている洋服や小物、お部屋の家具もすべてがおしゃれなんです。

20年以上経っても、この漫画のものっておしゃれだなと思えるんです。

こんな洋服きてみたいなと思ってしまうものばかりです。

これを見て、ファッションデザイナーになってみたいとか自分のブランドを作りたいと思ってしまう女の子もいたはずです。

それほどおしゃれな絵を描ける矢沢あい先生は本当にすごいなと思います。